サクッとした食感×くちどけの良さ×ミルクの風味

　お米パフを膨らませる過程はとてもデリケート。お米の水分量やでんぷん量、その日の天気にも気を使いながら、温度や圧力を細かく調整して、ノンフライでサクッと軽い食感とくちどけの良さの絶妙なバランスを作り出しています。
　お米パフにからめたのは、粗糖と牛乳、バターを煮詰めたもの。開発途中の組合員さんの試食では、「お米の風味とミルク感、どちらも味わえる！」との声をいただきました。

国内の有機栽培をもっともっと拡げていきたい！

　有機農産物を生産するには、田んぼや畑を有機に転換する期間が必要です。しかし、転換期間中の有機作物は需要が低く、生産者にとって有機への転換や新規参入の大きなハードルとなっています。
　そこで、「自然派Style おこめのサクちゃん」には、生協の産直有機米だけでなく、「転換期間中※」の有機米も使用。「国内の有機栽培をもっともっと広げていきたい」という想いが詰まっています。

※すぐには取れない？有機JAS認証と転換期間
有機JAS認証を取得するには、「栽培を開始する2年以上前からその畑で化学合成された農薬や化学肥料を使用しない」有機的な管理が必要です。つまり、今年から有機栽培に変えようとしてもすぐに認証は取得できません。「転換期間中」とは、慣行栽培から有機栽培への移行期間中に育てられた作物を指し、収穫前の1年以上、有機的な管理が行われているものを転換期間中有機農産物といいます。

ディーセントワーク（人間の尊厳を尊重した働きがいのある仕事）をめざして

　製造する「ソーシャルファームもぎたて」は障がいの有無に関係なく、「働きたいと望む全ての人が働けること」、「紀の川市の農業衰退を食い止めること」をめざして、紀ノ川農業協同組合と連携して障がいのある人と共に農業・農産加工などを展開しています。